格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』 平本蓮の弟・丈が入れ替え戦で勝利。敗れた名津井が脱落

入れ替え戦に出場する平本丈(右)。左は兄の平本蓮

名津井の練習態度が髙谷総監督の逆鱗に触れる

 入れ替え戦という試練を課されたのはGENERATIONチームの名津井楓。名津井は「練習に行く」と言っても練習に来なかったり、頻繁に遅刻を繰り返したりと、あまりにも目に余る行動が目立ち、髙谷氏の逆鱗に触れていた。髙谷氏は「ちょっとなめてるんで。本当に(練習)をやってきたなら勝てると思う。強いならいいんで。その強さを確認します」と、名津井へのラストチャンスとして生き残りをかけた入れ替え戦を組んだのだった。

 その相手となる平本丈は「新生K-1の申し子」として称され、年末のRIZINで総合格闘技デビューを果たした平本蓮の実弟。現在17歳。

 蓮は「強いとは思います。自分が17歳の頃より全然」と丈の実力について語る。キックボクシング歴12年の丈は、当初キックボクサーとしてプロを目指していたが、UFCやRIZINといった総合格闘技団体の試合を見て、総合の魅力を感じたと話し、またとない絶好のチャンスとなる今回の入れ替え戦に対し「ここで強くなって世界を目指したい」と意気込みを見せた。丈は実は今回のオーディションに応募し、書類審査を通過したものの、事前のPCR検査で陽性が出てしまい、参加を断念せざるを得なかったという。

 一方の名津井は、平本兄弟のスパーを見つめるも、その表情はまるで変わらず。「地下格闘技に出ていた時も倒すだけ。あんまり(相手のこと)分かんないですけど、負けないのは前提で、あとは極めきれるか倒しきれるかの問題かな」とリラックスした表情を見せた。