公園通りで「新しい渋谷カルチャー」を創造「hotel koe tokyo」とライブハウス「TOKIO TOKYO」の挑戦
「公園通りでカルチャーを作る」というバイブスの一致
――TOKIO TOKYOではどんなイベントを行っているんですか?
TOKIO:TOKIO TOKYOの強みは、アーティストの希望に合わせたオリジナルイベントのプロデュースができることです。ただ普通にライブするのではなく、ミュージシャンのコンセプトに沿ったイベントを行っていく予定です。全公演ではありませんが、アーティストのキラーチューンやコンセプトに合う会場限定メニューの企画・提供、ノベルティグッズの作成など、企画段階からディレクション・プロデュースしています。
また、これからの時代は「オンラインとオフラインの融合」も一つのキーと考えています。オフラインの楽しみに制限がなされる中で、オンラインライブをどう楽しませるかという課題にぶつかったアーティストも多い。オンラインでユーザーと関わる機会を増やすために、TOKIO TOKYOではライブ配信だけでなく、事前プロモーションとしてバーカウンター前でのオリジナルライブや、トーク動画の制作も行っています。
加藤:新しい世代がやろうとすることって、やっぱり新しいんですよ。TOKIO TOKYOがやろうとしていることはまさに、今までのライブハウスにはなかった流れだと思います。
――4月24日には、hotel koe tokyoと連動してサーキットイベントも行われるとか。どのような思いでサーキット開催を目論んだのでしょうか。
加藤:hotel koe tokyoは2015年から「渋谷・公園通りから新しいカルチャーを発進する」ということに尽力してきました。そんな中、同じ理念を持ってくれる仲間が地下にやってきたとなったら、むしろやらない理由がなかったですね。同じビルで働く仲間として挨拶をしてすぐに、イベント開催にむけたコミュニケーションがはじまりました。
TOKIO:この場所にオープンすることを決めた時点で、hotel koe tokyoとなにかしたいと考えていました。渋谷には多くのライブハウスがありますが、公園通り付近は道玄坂方面のライブハウスとは違う雰囲気を持つ場所も多い。公園通り自体、いい意味で渋谷っぽくないアーバンさもあるので、ここで新しいカルチャ―を作るということには、大きな意味があると思っています。