松岡力が加藤虎於奈からダウンを奪っての判定勝ちで王座獲得【Krush.124】

この左フックで松岡が2Rにダウンを奪う(撮影・蔦野裕)

加藤「チャンピオンとしての気持ちが足りていなかった」

 試合後のマイクで松岡は「ちょっと虎於奈が強すぎて、何をしゃべっているのか分からないんですが。僕のやってきた格闘技人生に花を添えることができました。もう僕は年で、28歳なので、長くはできませんが、あと1回、K-1で世界トーナメントをやってもらって。そこで僕の格闘技人生を終えたいと思っているので、それまではオファーを出さないでください。それまでは遊びます。みんな遊んでください」とK-1でのトーナメント開催をアピールした。

 試合後の会見場に「開けると目が痛い」と目を押さえながら現れた加藤は「対策されていた。2R目に出たところでうまく倒された。完敗。目はパンチでだと思う。1R目からずっと二重に見えていた」などと試合を振り返った。

 松岡との再戦については「やり返さないといけないというのはあるが、選手はタイミング。そこ(松岡の引退)に間に合えば」と語るにとどめた。

 そして「チャンピオンとしての気持ちが足りていなかったのかと思う。これからもっとしっかり鍛えて、もう1回輝きたい」と語った。