LGBTQの発信拠点「プライドハウス東京レガシー」に橋本会長訪問。アスリートのカミングアウトなど意見交換
意見交換するメンバー(Photo by Tokyo 2020)
対話の場では、アスリート目線の意見交換もあった。「ちょうど昨日、現役女子ラグビー選手がパートナーが女性であることをカミングアウトしました。まだまだスポーツ界ではそうやって悩みながら本来の能力を出しきれていない選手もいるのでは」と松中氏。フェンシング元女子日本代表でトランスジェンダーの杉山氏は「現役時代はカミングアウトできませんでした。でも、それだけアスリートの力を発揮できるポテンシャルが眠っているということ。心理的安全性を高めることで、チームJAPANとしてみんなでメダルを獲りにいければ」と話す。
こうした意見に橋本会長も「現役時代、カミングアウトしてパフォーマンスを発揮することができた選手、自分の性について非常に悩んでいる選手、どちらも身近に見てきました。周りがどれだけ理解するかは重要。こうした取り組みを通して、次の世代にバトンが渡せるようにしたい」と期待を寄せた。