『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリの銭湯絵が東上野に登場!「銭湯のススメ。2021」は銭湯×スポーツがテーマ
左から銭湯絵の前に並ぶ寺川綾、ヤマザキマリ、「寿湯」3代目の長沼亮三店主
その後、ヤマザキ、スポーツキャスターの寺川綾、「寿湯」3代目の長沼亮三店主が登場。ヤマザキは実際の銭湯絵を前に「とても感激した。子どもの頃から銭湯ユーザーで、自分も銭湯絵を見ながら絵描きを目指していた部分もあり、50歳を過ぎてからこうして(銭湯絵を)実現できたことがうれしい。これは去年準備していた絵なので、自分がどんな絵を描いていたのか忘れていて、入った瞬間に『こんな絵を描いてたんだ』というのもあって感激が2倍になった」と喜びを表現。「運動選手とお風呂の密接なかかわりをどう表現したらいいかと思い、選手の皆さんの頭の上に手ぬぐいをのせることで、私らしさを演出した」と解説した。
作品について問われると「古代ローマや古代ギリシャには必ずお風呂の遺跡があって、お風呂のそばに運動場がある。運動とお風呂はセットの状態で施設として成り立っていて、当時から今に至る日本とローマの共通点はお湯で身体を癒すことで、そこに身体を鍛えることがプラスされていたのが古代ローマやギリシャ人。それを今回のテーマとして描きたいというのがありましたし、自分が描いている漫画の中で一貫して描いているテーマでもある」と創作の原点を明かす。