「KNOCK OUT」が5月22日大会について緊急会見。宮田プロデューサー「2回目の延期はできない。無観客でもやる」
緊急事態宣言延長報道受け決断
KNOCK OUTが5月6日、オンラインで5月22日に開催が予定されている「KNOCK OUT 2021 vol.2」(東京・後楽園ホール)についての緊急会見を行った。
この大会は当初は4月25日に後楽園ホールで開催予定だったのだが、2日前の23日夜に新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月25日から5月11日までの緊急事態宣言が急きょ発令され、東京都から無観客での開催要請があったことから試合会場と協議の末、5月22日に開催を延期していた。
その後も感染の拡大は収まらず、東京都の小池百合子知事や大阪府の吉村洋文知事らがそれぞれの会見などで緊急事態宣言の延長を要望し、これらの声を受け、政府も宣言の延長の検討を始める事態となっている。延長期間についても2週間や1カ月といった観測気球的な内容のものも含め、ゴールデンウイーク終盤から宣言の延長はほぼ確定的といった報道が流れていた。
会見でKNOCK OUTの宮田充プロデューサーは「現時点では緊急事態宣言がいつまで延長されるのか、そしてイベントに対してどういった制約がかかってくるかは分からない」としながらも「もしまた大会日の5月22日が緊急事態宣言の期間中となってしまい、無観客での開催要請が出たとしても、もうKNOCK OUTとしては2回目の延期はできないと考えている」と大会の決行を明言した。
そして「ご観戦を楽しみにされているたくさんのファンの方々がいる以上、最後まで有観客大会での開催をあきらめず、大会の準備を進める」ともちろん有観客での開催を希望しつつも「前回4月25日の時と同様に無観客での開催しか認められなかった場合、5月22日はたとえ無観客の形であっても、必ず開催することを発表させていただきます」と無観客であっても開催する姿勢を見せた。
この決断については「選手もさすがに2回の延期はしんどいなということで、戦うリングだけは必ず用意してあげようということで決めました」と語った。
同大会では王者バズーカ巧樹(菅原道場)に大谷翔司(スクランブル渋谷)が挑戦する「KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ」をメインに、ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の復帰戦など9試合が予定されている。