フェアリージャパン主将の杉本早裕吏がIOCのワクチン優先接種発表に「私たちはどうすることもできない」

キャプテンの杉本早裕吏(撮影・上岸卓史)

ワクチン接種問題では複雑な心境を明かす

 前日に国際オリンピック委員会(IOC)が米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスのワクチンを各国の選手団に提供すると発表。選手たちは優先的にワクチンを打てることとなったのだが、これについて杉本は「私たちを優先していただけるのはうれしいことなんですが、国民の方々を優先してワクチンを打っていいただきたいと思う。でも私たちはどうすることもできないし、変えられることもできないので、打っていただけるのであれば、感謝の気持ちを忘れないでオリンピックに向かっていきたいと思います」と複雑な心境を見せた。

 また今回のテストイベントは「スポーツ、会場運営などの各関係者の連携テスト」「競技運営としてFOPの確認、競技進行、導線確認、競技スタッフ、表彰式スタッフなどの連携テスト」「新型コロナウイルスの感染症対策のテスト」の3つの項目を中心に行われた。

<<< 1 2 3