きゃりーぱみゅぱみゅがバーチャル原宿のスペシャルサポーターに就任「バーチャルで原宿を楽しんで」 

 

 イベント終了後の取材で、改めて原宿との関わりを聞かれると「原宿という街に出会っていなかったら、今の自分は見つけられていないと思う」と、きゃりー。「高校生の頃に友達と原宿に遊びに行ったとき、ビビビッと来るお洋服があって、私はお洋服が好きなんだと本当の自分を見つけられました。それまでは性格もシャイだったりしていたんですけど、ファッションで個性を表すのが好きなんだな、と。それが今のお仕事につながっています」

 バーチャル原宿で何をしたいかと聞かれるとライブだという。「以前、バーチャル渋谷でライブをしたときには、実際に自分がライブをしましたが、バーチャルきゃり~ぱみゅぱみゅを作って、その空間のなかでライブをしたい」と期待を膨らませた。

「今はコロナの影響もあって、お店もなかなか大変だと思います。今後も面白いカルチャーが生まれる街だとおもっていますので、いつもの原宿が戻るのを楽しみにしている」と、きゃりー。「コロナ禍で原宿に遊びに来るのが難しいと思いますが、バーチャルで原宿を楽しんでいただけたら」と話した。

 

 25日からイベント「バーチャル原宿 POP DAY OUT 2021」を開催する。新しい原宿空間のなかでのショッピングや新しいスターを誕生させようというプロジェクトも考えられているという。

 長谷部区長は、バーチャル渋谷がつねにバージョンアップしていることに驚かされるとしたうえで、「コロナでいろんな事が難しいですが、できることはチャレンジしていく姿勢は街としても非常に大切。渋谷区はいろんな人たちが交じり合いながら新しいカルチャーを育んで生み出していく循環のある街。渋谷だけでなく原宿にも広がって、今回はECの取り組みもある。これから区もご一緒することで、街づくりと一緒にできることがあるのではないか。渋谷も原宿も景色が変わっていく。将来的にはこんな街になるんだよというところでご一緒できたらと夢が膨らんでいる」と、話した。

「バーチャル渋谷」は昨年5月にオープン。渋谷5Gエンターテインメントのプロジェクトから生まれたもので、バーチャルとリアルをつなぎ、渋谷のカルチャーを発信している。コロナ禍でリアルイベントの実施が難しいなかで、昨年行われたハロウィンイベントには40万人が参加。クリスマスイベントもさまざまな企画と共に実施した。また、昨年行ったクラウドファンディングによって、3月末に「バーチャル渋谷」の地下にライブハウスもオープンし、毎週末、配信ライブが行われている。