最終試合で中村倫也、宇佐美正パトリックが勝利。齋藤奨司、漆間蒋生は無念の敗戦【格闘DREAMERS】

第5試合、外敵・吉村(左)のパンチを被弾する漆間(©AbemaTV,Inc.)

接戦展開の漆間は1-2で判定負け

 第5試合はフェザー級で漆間蒋生(THE RAMPAGEチーム)と吉村海飛(和術慧舟會HEARTS)が対戦した。吉村は2020年にPANCRASEアマチュア全日本オープントーナメントライト級で優勝、今年3月には「DEEPフューチャーキングトーナメント」のフェザー級で優勝を果たしている強豪だ。迎撃する漆間もパンクラスでプロ昇格を果たしている。

 1R、開始早々から漆間がプレッシャーをかけ前に出るが吉村は足を使ってかわしていく。吉村のローに合わせて組み付いた漆間はケージに押し込み、右足にタックルを狙うが、吉村は抜群のボディーコントロールで倒されない。ここで吉村が放ったヒザが漆間の下腹部に当たり、ロープローで試合が中断。

 再開後も漆間は強烈なプレッシャーをかける。吉村は右ロー、左ストレートで止めにいくが漆間は構わずつっこみ、組みついて押し込む。吉村はケージに寄りかかり機をうかがうが、漆間の圧力は止まらず。それでも吉村は差し返しポジションを入れ替え、ヒザを入れるが、漆間も入れ替える。終了間際、吉村はヒザと右パンチを入れる。

 2R、吉村がプレッシャーかけ、左右のパンチに左ミドル。しかし漆間は食らいながらも前に出て組み付き押し込む。離れ際に打ち合う2人。そこから漆間がケージに押し込んでいく。吉村は離れると左ハイキック、パンチをヒット。それでもひるまず漆間は組み付き、吉村についに手をつかせるが、吉村はすぐに立つ。そして押し返してヒザを出す。

 3Rは吉村が飛びヒザも漆間が潰し、上を取るが吉村は下から三角絞めを狙う。しのいで外した漆間だったが、吉村はケージを使ってすぐに立ち上がる。なおも押し込む漆間。しかし息が上がる。吉村は押し返して離れるとパンチを的確に当てていく。それでも押し込みテイクダウンを狙う漆間だったが、最後はそれを引きはがした吉村がパンチで押し込む。そして飛びヒザ。食らいながらも上を取った漆間に、ここでも下から三角絞めを狙う吉村。ここで試合終了のゴング。

 ジャッジは1人が29-28で漆間を支持も2人が30-27で吉村。外敵の吉村が2-1で勝利を収めた。