元ZST暫定王者・坂巻魁斗が初参戦も加藤ケンジの豪腕の前に散る【修斗】

最後は加藤がパウンドアウト(撮影・小黒冴夏)

 ひげを伸ばし精悍さを増した坂巻。序盤から打撃が得意な加藤との打撃戦に臨むが、やはり打撃では加藤が上。強烈な右フックを何度も被弾する。しかし坂巻は構わず前へ出るとタックルでテイクダウンを狙う。加藤は尻はつくものの、テイクダウンは許さずケージを背に立ち上がる。スタンドに戻り打撃の攻防となると加藤が主導権を握る。それでもひるまずパンチ、ミドルを放つ坂巻。パンチのフェイントから両足タックルも、加藤はがぶってつぶし、ボディーにこつこつとパンチを放っていく。

 加藤の打撃で徐々にダメージが蓄積される坂巻だが、それでもパンチからタックルでテイクダウンを狙う。

 しかし試合終了間際、パンチを食らってダウンしながらも坂巻が下から加藤の右足を極めにいったところで、加藤がパウンドと鉄槌の連打。それでも足を極めに行く坂巻だったが、危険と判断したレフェリーが試合を止めた。

プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.3」(5月16日、東京・後楽園ホール)

◆メインイベント 第11試合 ライト級5分3R
●大尊伸光(野田ボディビル同好会)(2R4分53秒、三角絞め)西川大和(西川道場)○

◆セミファイナル 第10試合 フェザー級5分3R
○内藤太尊(roots)(2R4分59秒、KO)宇野 薫(UNO DOJO)●

◆第9試合 フライ級5分3R
●清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)(判定0-3=27-29、27-29、27-30)宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)○

◆第8試合 バンタム級5分3R
○加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)(3R4分43秒、TKO)坂巻魁斗(パラエストラ柏)●

◆第7試合 インフィニティリーグ バンタム級5分2R
△石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)(判定0-0=19-19、19-19、19-19)野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)△

◆第6試合 インフィニティリーグ バンタム級5分2R
○小野島恒太(Combat Workout Diamonds)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)一條貴洋(ブレイブハート)●

◆トライアウト 第5試合 フェザー級3分2R
●村山大介(マスタージャパン)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)平沼ヤマト(佐山道場)○

◆第4試合 女子スーパーアトム級5分2R
○杉本 恵(AACC)(1R、スリーパーホールド)檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)●

◆第3試合 女子スーパーアトム級5分2R
○中村未来(マルスジム)(2R、TKO)北野きゅう(高田馬場道場)●

◆第2試合 女子スーパーアトム級5分2R
△小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)(判定0-0=19-19、19-19、19-19)澤田千優(AACC)△

◆第1試合 女子ストロー級5分2R
●宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)(2R1分47秒、TKO)柳 仙香(ALLIANCE)○
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