KOSÉ 8ROCKSが初V「ヤバかったやろ!」<Dリーグ ROUND.10>

©D.LEAGUE 20-21

 8ROCKSは、開幕して以来、審査員やオーディエンスからも高い評価を集めながらも分かりやすい結果を残せてこなかった。「すごいことなのに簡単にやってしまう」というフレーズをジャッジから何度聞き、「もっと評価されてもいいのに」といったつぶやきを何度も目にしただろうか。

 レギュラーシーズンも残すところあと3ラウンド。初代シーズンチャンピオンを争うチャンピオンシップの出場権を得る上位4チームには入っていない8ROCKSは、残されたラウンドで確実にポイントを重ねることはもちろん、より高い順位でラウンドを終えることが求められる。

 この日、8ROCKSが用意したのは「雷(いかづち)」をテーマにしたショーケース。地元福岡で一緒に踊ってきたSHUVANとRENを助っ人に招いた。「スーパー気合入れた。今回はSPダンサーを入れるということはショーケースもスペシャルに絶対しなきゃいけないと思った」と、ISSEI。原点のブレイクダンスで勝負した結果、ジャッジによるポイントでは74と、2位のCyberAgent Legitに3.5ポイントの差をつけてトップ。オーディエンスポイントで17ポイントを加え、2位のSEGA SAMMY LUXに9ポイントの差をつけてトップを守った。

 メンバーは大喜びでステージに上がるとISSEIと抱き合って喜んだ。ISSEIは「まじ長かったな」とメンバーを見回すと、「見とけよこれから、言ったからな、巻き返すって。絶対1位取ってやるからな! 今日はありがとう、みんなありがとう。俺はダンス大好きだ!」と叫んだ。

©D.LEAGUE 20-21