王座防衛の佐々木大蔵「好きな格闘技に常に触れられているのがモチベーション」【Krush】

会見では求道者然としたたたずまいを見せた佐々木

「“大蔵ワールド”といったものを見せられたら」

 今回の試合の内容と結果をみると、新型コロナウイルスによる渡航制限で強豪外国人選手の来日が難しい中、今後、佐々木の防衛戦にふさわしい相手は誰なのかと思われる。そんな中でのモチベーションの維持については「格闘技に触れられていることですかね。ボクシングジムに通い始めて、ボクシングの技術だったり、キックに使える技術だったり、まだまだ学ぶことはたくさんあるなと思っている。それは人生においてもですけど、やることはたくさんある。そういったことを考えていると“生きてるな!”という感じがあるので、好きな格闘技に常に触れられているのが一つのモチベーションですかね」と求道者然としたたたずまいを見せた。

 そして「これからはどういう相手というより、自分の格闘技をやっていくうえでレベルアップと進化を求めていく。難しいなと思うんですけど本来であれば、センチャイ選手と言いたいところですが」とかねてから“目指す存在”としている“ムエタイの生ける伝説”センチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)の名を出した。

 今後については「一人でも多くの方に佐々木大蔵にしかできない“大蔵ワールド”といったものを見せられたらいいなと思っています」と語った。

 具体的なものとしてはジョーダン・ピケオーの持つKrush王座の最多防衛記録(5回)の更新について「どんどん重ねていきたい」と意欲を見せる一方、先日発表された9月20日のK-1横浜大会についても「そこを目指していきたい」と話した。

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