福山雅治「僕の祖父母と両親も1945年の長崎を生きていた」『映画 太陽の子』主題歌に決定

 

 主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬共演の『映画 太陽の子』の主題歌に福山雅治が決定。合わせて予告編映像とキービジュアルも新たに解禁された。

“日本の原爆開発”という歴史的事実を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像劇。2020年に放送されたパイロット版と言うべきテレビドラマとは異なる視点と結末が描かれる。

 福山が、原子爆弾が投下された故郷・長崎に現存する被爆樹木を通じ「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーを務めていることから、本作の製作陣が、主題歌に福山を熱望。
 福山も、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が演じた若者たちの姿に共鳴。昨年12月に発売された、父親の名前をタイトルに冠したアルバム「AKIRA」のラストに収録されている「彼方へ」が主題歌に決定した。福山は「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」と話しており、サビの美しいファルセット(裏声)がファンの間でも話題を呼んだ同曲が、どのように作品を彩るのか期待が高まる。

 さらに今回の主題歌発表に合わせ、福山は「僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています」と明かし「『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています」とコメントを寄せている。

『映画 太陽の子』は8月6日から全国公開。

【解禁予告編映像】
https://youtu.be/McXH0dahlGs

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