卜部功也と大沢文也が8年ぶりの対戦。大沢のリスペクトに卜部は「リングには感情を持って行かない」【K-1福岡】

卜部へのリスペクトの気持ちを隠すことなく語った大沢

大沢「卜部選手はK-1のパウンドフォーパウンドだと思っている」

 大沢はこの日の会見でも「多分、僕が一番、卜部功也選手の試合を日本の格闘家の中でダントツで見てるんじゃないかと思っている。もともと、試合をする前から好きな選手で、1回目に試合をした時、初めてKO負けしたんですけど、ずっと好きな選手で。めちゃくちゃリスペクトしていて、本当に大好きな選手。パーフェクト、何でもできる。パンチもできる、蹴りもできる、足を使ったアウトボクシングもできる、前に出てプレスをかけて、打ち合うことはアレかもしれないですけど、前に出てファイトもできる。何でもできる選手だな、と思ってます。僕の中じゃ『K-1のパウンドフォーパウンド』だと思っています」と卜部への変わらぬ思いを語った。しかしその一方で「胸を借りつもりとかは一切ない」とも語った。

 卜部はスーパー・フェザー級とライト級の2階級を制覇したものの、2019年3月に林健太に敗れベルトを失うと、7月の再起戦でもジュー・シュアイにまさかのKO負け。そこから約1年2カ月のブランクを経て、昨年9月に復帰し、現在2連勝と復調の兆しを見せている。

 大沢はこの復帰後の卜部について「功也選手をディスるわけでは全くないが、周りには“前ほどの強さはない”と言われる。僕は正直、全くそんなことは思っていない。復帰して、この間の試合も会場に見に行きましたし、そのひとつ前も見ましたけど、全然落ちてるとか思ってない」と卜部の強さは変わらないと話す。その一方で「だけど、昔からずっと見ていて“当たるんだったらこのパンチだな”っていうのは、初めて戦った時から、10年前から変わらない」と卜部攻略に自信を見せた。