チャン・リーが新鋭・紗依茄に2-1の判定勝ち。女子アトム級で復活の狼煙【Krush-EX】

加藤(左)が左ハイでダウンを奪う(撮影・荒木理臣)

 1R、サウスポーの加藤に対しオーソドックスのKihoが右インロー、前蹴りを打ち込んでいく。加藤は左ミドルで反撃も、Kihoは左ロー、前蹴りで押し込む。2R序盤、加藤はローを飛ばすが距離が遠く当たらない。対するKihoは右ミドルを当てていく。しかし加藤はKihoの右ハイの打ち終わりに左ハイを打ち込むと、kihoはガードしたものの吹っ飛ばされ、ダウンを奪われてしまう。特にダメージはないKihoは右ロー、ミドルで反撃も加藤は距離を取って当てさせない。

 3R、後がないKihoは右ミドル、距離を詰めてパンチを繰り出していく。加藤は距離を取って、前に出るKihoに左ストレートを合わせる。そして左インローでKihoをけん制。Kihoは飛び込んで左フックをヒット。なおも追いかけ右フック。加藤もカウンターで左フックを当てていく。Kihoの左ストレートで加藤のアゴが上がる場面もあったが、加藤は決定打は許さず。試合は判定となり、2Rのダウンがものをいい、加藤が3-0の判定勝ちを収めた。

「Krush-EX 2021 vol.3」(6月5日、東京・GENスポーツパレス)

◆第1試合 Krushバンタム級/3分3R
○入江亮太(K-1ジム福岡チームbeginning)(1R2分54秒、KO)山西 練(POWER OF DREAM)●

◆第2試合 Krush女子アトム級/2分3R
●AIKO(FREEDOM@OZ)(判定0-3=28-29、28-29、27-29)谷田美穂(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第3試合 Krushスーパー・バンタム級/3分3R
○梅田将成(KFG URAWA)(判定2-0=28-27、28-27、28-28)落合正司(K-1ジム大宮チームレオン)●

◆第4試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R
○髙口賢史郎(K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-3=27-30、27-30、29-30)宮川太陽(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第5試合 Krushフェザー級/3分3R
●八木正樹(WSRフェアテックス三ノ輪)(判定0-2=29-30、28-29、29-29)井上咲也(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第6試合 Krush女子アトム級/2分3R
○加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)(判定3-0=29-28、29-28、29-28)Kiho(TeamK.O.Garage)●

◆第7試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R
○川島康佑(HALEO TOP TEAM)(判定3-0=30-28、29-28、29-28
)川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆セミファイナル(第8試合) Krush女子アトム級/2分3R
○チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)(判定2-1=29-30、30-28、30-29)紗依茄(月心会チーム侍)●

◆メインイベント(第9試合) Krushライト級/3分3R
●梨緒弥(若獅子会館 MATSUBARA)(2R2分21秒、KO)羽鳥 仁(TEAM BIRD)○
<<< 1 2 3 4 5