市原隼人、最新作では高岡早紀演じる“自称28歳”を追う刑事役! まさかのキスシーンも!?
市原隼人が日常の中で大切にしていること
リカは、エピソード0にあたる「リカ 〜リバース〜」で登場した母から言われた「幸せになりなさい」という言葉をある意味、純粋に追求し続けてきた。
「僕が父からよく言われたのは“デカい声で話せ”でした(笑)。人の目を見て話せとか、字を書くなら枠からはみ出せとか、とにかく豪快な人でしたので。あと、とにかく努力しろということは常々言われました。人が寝ている間に10倍努力しろと。両親は、生きていくために大切な根本を分かりやすく教えてくれました」
幸せを求める純粋な思いが、もし極限にまで暴走したとしたら…。固定観念を持たずに、危険すぎる“ジェットコースター”を楽しみつつ、その奥にある人間の本質について考えてしまう作品。
「ぜひ、一緒に見た人同士で感想を話し合ってほしいです。僕もそうでしたが、たぶん話が止まらなくなると思います。あなたはリカを許せるか許せないか、理解できるかできないか、周りにリカみたいな人がいるか、もしかしたら自分自身にもリカのような一面があるんじゃないか…と。それにしても、リカって何者なんでしょうね。もしかしたら、人が心に抱えている“感情そのもの”なのかもしれません。誰もが心の奥底に持っている感情。だからこそ、人間臭いけれど人間を超越していたり理解不能な描写が出てくるのかもしれない。そう思うとつじつまが合ってくる気がして、より恐ろしくもあり、面白くもあります。一度見たら忘れられない作品であることは間違いないです。僕も、そのうちリカが夢に出てきそうです(笑)」
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)