那須川天心が3人相手の変則マッチを戦い切り改めてボクシング転向への思いを語る【RIZIN.28】
1R目、真っ向打ち合った那須川と大﨑
キックボクシングから膝を含む足によるあらゆる打撃行為を禁止としたスタンディングバウトで、バックブローおよびジャンプして打ち落とすパンチ(スーパーマンパンチ)は認められる。ただしヒジによる攻撃は禁止となる。
3ノックダウン制で判定での決着はなく、那須川が対戦相手の1人目、2人目にKO(TKO)された場合はその時点で試合は終了する。
1人目の大﨑は那須川と同じ体重。軽量級らしいスピード感のある攻防を展開した。1Rだけの大﨑は序盤からアグレッシブに前に出て右ストレートを当てていく。3R戦わなければいけない那須川は体力を温存しながらも、大﨑に対峙しなくてはならず、かつやはりKOシーンを望むファンの声を意識してかやや力みが見られる。それでも終盤、左アッパーで大﨑のアゴを上げさせるなど一歩も引かない打ち合いを展開するなか、あっという間の3分間が終了。
この終盤の左アッパーについて大﨑は試合後の会見で「鼻が折れているかもしれない。あれが一番効いた」と語った。