那須川天心が3人相手の変則マッチを戦い切り改めてボクシング転向への思いを語る【RIZIN.28】

3人目の「X」は所英男だった

 3R目は所。総合格闘家でトリッキーな打撃を使う所は右ストレート、バックブローと多彩なパンチを放っていくが、やはり那須川を捕らえることはできず。那須川はパンチの連打で所をふらつかせるが、所は倒れず、組み付いてはピンチをしのぐ。

 所は立ち続け、最後はバックブローを繰り出すなど必死の攻撃を見せたが、試合終了。慣れない打撃のみ、それもパンチのみのルールに消耗した所は終了のゴングが鳴るとリングに倒れこんだ。

 那須川は試合後のマイクで「1対3マッチ、なかなか賛否があって、やるのかやらないのかすごいドキドキしましたし、こういった試合をやってもいいのかなと思ったんですけど。まあでもこうやってテレビで格闘技が放送されるってことで、こういう試合に挑むことに決めました。そして、戦ってくれた、大﨑選手、HIROYA選手、所選手、本当にありがとうございます。なかなか僕の対戦相手が決まらないなか、勇敢に向かってきてくれて、本当にうれしかったです、本当にありがとうございます」と戦った3人に感謝の言葉を述べた。