五輪公式映画の河瀨直美監督もエール!SSFF & ASIAグランプリ決定
撮影・堀田真央人
豪華な顔ぶれの審査員も各優秀賞作品を高く評価。真利子哲也監督は「世界各国のコロナ以前以後の作品が入り混じって、映画を作る立場としてとても刺激的でした」、勝地涼は「一俳優が作品を評価するのはおこがましいかと思いましたが、審査で普段見えているものとは違う角度が見え勉強になりました」、藤真利子は「冷静に審査しなくてはならないのに涙が止まらないような作品も多々ありました。いつか出演者としてこの場に立たせていただきたい」、濱田英明は「日本映画ももっと世界に飛び出していけたらと応援しています」、阿部純子は「個性的な審査員がそろい白熱した審査の中で選ばせていただいた、感情のつながりを感じられる作品」、クリス・フジワラは「海外の映画祭だと地元の作品が軽視されがちだが、この映画祭では日本の作品にも重きを置いていてすばらしいと思いました」と、それぞれにたたえた。
海外の受賞監督たちも「東京に行きたかった」と会場で参加できないことを残念がりながらも喜びの授賞コメントを映像で寄せた。
映画祭代表の別所哲也は最後に「今年はリアルとオンラインのハイブリッド開催をしました。コロナ禍ですが、映像、エンターテインメントでつながっていける場所をこれからもこの日本から発信していきたい」と話し「今回ジョージ・ルーカス アワードに輝いたのはフィリピン出身の映画監督の作品。ここから、アメリカのアカデミー賞につながっていきます。来るアカデミー賞でどう評価されるのかも注目していただきたい」と締めくくった。