バリスタロボも登場!外出困難者が遠隔操作する「分身ロボットカフェ」日本橋に常設店オープン

 難病や重度の障害で外出困難な人が分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」を操作して接客を行う「分身ロボットカフェDAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)」常設実験店の一般営業が22日よりスタートした。ひと足先に行なわれたカフェ体験の模様をお届けする。

22日より一般営業がスタートした日本橋「分身ロボットカフェDAWN ver.β」

 JR「新日本橋駅」にほど近い日本橋交差点の一角、日本橋ライフサイエンスビルディング3の1階にグランドオープンした「分身ロボットカフェDAWN ver.β」。2018年11月から4回にわたり期間限定イベントとして開催された「分身ロボットカフェ」初の常設実験店と位置付けられる。

「OriHime」の開発・提供を手がける株式会社オリィ研究所の吉藤オリィ所長は「重度障害を持っているメンバーたちと研究していると『いいことをやっている』と言われがちですが、私たちは将来いつ身体が動かなくなるか分からない。老後、だいたい70歳くらいで健康寿命を迎え、平均寿命まで約10年くらい間があるのですが、ここをどうやって生きていけばいいのかという答えを人類は知らないわけです。今、外出困難な先輩たちとともにそれを作っていくことによって、呼吸器をつけていても自分らしく生きていきたいし、職業選択の自由もあるという未来を作れるのではないか、その実験を本気でやろうというのがこの分身カフェです」と紹介。

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