芳根京子「自分にこんな母性本能が」娘役&監督からのサプライズに涙こらえきれず

 

 石川監督は「多分あの時、芳根さんは、こんなに大変な時期なのでこの役は難しいと言いたかったと思うけど、僕はそんな芳根さんを見てここにリナがいると思ったんです」と、芳根の葛藤を見守り続けた日々を振り返り「自分にとって特別な作品のど真ん中に、芳根京子という特別な俳優が力強く立っていることが誇らしくうれしいです」と結んだ。

 石川監督の言葉に、芳根は「お見せできるレベルじゃなくなっています」と泣き笑い。途中、咲ちゃんの無邪気な合いの手に助けられながら「こんなに必要としていただいて、役者としてこんなに幸せなことはないと思っています」と話し、難しい大役への葛藤を「この仕事が本当に自分に向いているのか分からなくなっていた時期で、それを石川監督が優しく包み込んでくれた。自分ももうちょっと頑張れるのかなと、石川監督からいっぱい活力になる言葉をもらいました。そのおかげで今ここに立つことができています」と涙ながらに語っていた。
 
 この日の登壇者は芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、鈴木咲。

 映画『Arc アーク』は公開中。