一日機長のカズレーザー、バイオジェット燃料での空の旅をかけてガチクイズ
お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーが29日、都内で行われた、ユーグレナのバイオ燃料フライトPR発表会に出席した。
カズレーザーは、ユーグレナカラーのスーツで国産ジェット機「ホンダジェット」のタラップを降りて登場すると「興奮しました! ……僕は飛んでないですけど」。さらに、同機での国産バイオ燃料『サステオ(SUSTEO』によるファーストフライトの成功を聞き、「こんなにすごい飛行機なら先に言ってくれたらスケジュールを調整したのに! これから2回目、3回目があるなら、ご一緒させていただきたい!」
バイオベンチャーのユーグレナはこの日、2010年から開発してきたミドリムシ由来の国産バイオ燃料『サステオ』を発表。出雲充代表取締役社長と永田暁彦取締役副社長、「ホンダジェット」の一号機のオーナーの1人である投資家の千葉功太郎氏が、同機で、鹿児島から羽田まで『サステオ』でのファーストフライトを行った。
フライトには参加できなかったカズレーザーだが、出雲社長から1日機長に任命された。その証であるスーツと同じ色の帽子を受け取ってかぶると、「率直に言って昨日までの僕とは別人」と姿勢を正した。
イベントでは、チャーター機の『サステオ』でのフライトの搭乗権をかけたクイズにも挑戦。問題は3問だったが、世界で初めてバイオジェット燃料でのフライトが行われた年(2008年・イギリス)、『サステオ』の検査項目の数、最後にはファーストフライト(鹿児島ー羽田)でのCO2排出量などハードな内容。最後の質問では燃料タンク容量から答えを導き出そうとするアプローチで、会場はもちろん、登壇者までも驚かせた。クイズの前には全問正解なら世界旅行といった言葉が飛んでいたが、計算の方法がほぼ合っていたいただけに、出雲社長は「費用をどこから捻出しようかと思っていた」と笑った。