“戦うシングルマザー”WBO世界王者の吉田実代が「JCI JAPAN TOYP」で会頭特別賞受賞
6月29日に行われたWBO女子世界スーパーフライ級タイトル戦で王座を奪還した吉田(右)(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
夢をあきらめないことの大切さ、女子スポーツの地位向上や認知拡大
吉田はシングルマザーとして娘を育てながらプロボクシングで日本、東洋太平洋、世界王者とステップアップ。ボクサーとしての実績はもちろん、格闘技のインストラクターも含めた“三足の草鞋”で活動する姿がメディアでも取り上げられている。
吉田は今回のエントリーについて「私ももともとシングルマザーの家庭に育ちまして、一生懸命スポーツを頑張っていたんですが、あきらめなければいけない状況などがありました。そういういろいろな困難があったり家庭環境が悪くても夢をあきらめないで世界チャンピオンにまでなったということで、夢をあきらめないことの大切さだったり、女子スポーツの地位向上や認知拡大の意味もこめて、今回チャレンジしました。また二十歳からボランティア活動もずっとやっているんですが、そういう地域での貢献活動も知っていてくださって推薦していただけたのかと思います」と話した。