編集部が独断と偏見で見どころピックアップ「家でじっくり東京五輪」
土井レミイ杏利選手
ハンドボールの面白さに気づくチャンスだ!!
オリンピックの醍醐味はこれまで興味のなかった競技をたまたま目にし、そのスポーツの面白さや選手の魅力に気づくという面もある。
例えば2008年の北京五輪での太田雄貴の活躍で初めてフェンシングの魅力に気付いた人も多いのではないだろうか。
今回の五輪でそういった競技はないものかという視点で見回してみると、目に入ってきたのがハンドボール。
ハンドボールは体育の授業でやった人も多いはずで、競技自体もスピーディーで時にアクロバティックと見ていても楽しい競技なのだが国内ではいまいちマイナーな位置づけ。最近では男子代表の主将を務める土井レミイ杏利がTikTokで人気となり、そこから徐々に競技自体の魅力も伝わりつつあるが、もっとファンが増えてもいいスポーツだ。
男子は1988年のソウル、女子は1976年のモントリオールを最後に五輪とはご無沙汰だったのだが、今回は開催国枠ではあるが出場権を獲得。どうしてもヨーロッパ勢が強い競技なのだが、きらりと光るプレーでハンドボールの魅力を伝えてほしいところだ。