豊島区が新たなSDGsプロジェクト アート傘のシェアリングで「誰もが主役になれる」まちへ

小林覚氏のデザインは外側はもちろん内側にも。カラフルでポップで、傘を開けば気分が上がる。写真はデザインを紹介する「ヘラルボニー」の松田崇弥代表取締役社長

 豊島区は、「Walkable City(ウォーカブル・シティ)」をコンセプトに、街づくりを進めてきた。芸術や文化スポットや公園を整備、主要スポットを巡る「IKEBUS」も展開している。

 また障がいのあるアーティストによる作品を広めることにも力を入れている。斎藤副区長は今回の取り組みについても「街中で紹介するツールとして高く評価している」とコメント。8月には池袋駅東口駅前にSDGsのモニュメントが完成予定で、その足元も障がいのあるアーティストたちのアートで飾られるという。

「ヘラルボニー」の松田崇弥代表取締役社長は、「障がいのある作家さんが街を彩る取り組みができることがイノベーション。池袋、豊島区の景色が傘を通じて出来上がっていき、それが美術体験になっていく新しいプロジェクト。それに参加できるのがうれしい」と、話した。

 アイカサの丸川照司代表取締役は、今後について「そもそも障がい者アートを活用したかったのではなく、アートが素敵だったからこそ活用させていただいた面がある。次はどんなものにひかれていくか、どんなものが魅力的かによってさまざまな取り組みをしてきたい」とした。

 この取り組みは、JTが行っているさまざまな社会問題に向き合う「Rethink PROJECT」の新しい企画として展開する。JTの島川敏彦支社長は「一緒になって社会的なテーマを世の中に示すことができるプロジェクトになっていければと思う」と期待している。

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