林健太と佐々木大蔵の元同門対決はスーパー・ライト級の王座戦線を占う重要な一戦【9・20 K-1】

「勝ってヒデさんのタイトルに」と意欲を燃やす林

林「覚悟を持って階級を上げた」

 対する林は「ライト級からスーパー・ライトに階級を上げたときに、8年前からよくしてくれるヒデさん(山崎秀晃)も大蔵くんもいる階級に行くことで、当たるやろなというのはありました。覚悟をもって階級を上げてきたので、大蔵くんのことは大好きですけど、僕はもともと憎しみを持って戦うタイプではないし、家族のためや応援してくれる方が“もう一度チャンピオンになった僕を見たい”と思ってくれているので、大蔵くんは元同門で好きですけど、全力で戦える準備をしています」とこちらは臨戦態勢はばっちり。

 互いの印象については佐々木は「健太の実力はすごく評価している、というと上から目線になってしまいますけど、強い選手だと思います。その中で健太がどういう選手かと聞かれたら、気持ちで戦う選手、熱のこもったパンチを振ってくる選手だと思う」、林は「18歳のころから(一緒に)練習していて、ずっと完璧なくらい強いなと思っていました。けれど前回のスパーリングの時にだいぶ距離を詰めて、背中が見えてきたかなと思いました。大蔵くんはパワー、スピード、テクニックと申し分のない選手で、僕が戦うとしたら気持ちで上回っていくしかない。完璧な大蔵くんを気持ちで崩せるように、それまでパワー、スピード、テクニックを大蔵くんのレベルまでもっていきたい」などとそれぞれ語った。