メインで迅也、セミでは中澤誠弥が揃って1RKO勝ち【Krush-EX】

セミでは中澤誠弥(左)がKO勝ち(撮影・上岸卓史)

「格闘代理戦争」出身の中澤がKO勝ち

 セミファイナルのバンタム級ではこの日がデビュー戦となる中澤誠弥(PITBULL)が1R1分7秒で嶋拓実(K-1ジム大宮チームレオン)にKO勝ちを収めた。

 中澤は地下格闘技の益荒男50~55初代王座と粋喧フライ級王座の元二冠王者。2019年にABEMAで放映された『格闘代理戦争4th』では芦澤竜誠率いる芦澤一家のメンバーとして出場したが、最後の試合で相手のハイキックによりアゴを骨折。プロデビューまで1年間の空白期間を作ってしまい、この日は満を持してのデビュー戦だった。

 試合は1R開始からともに鋭いローで牽制。中澤は右ミドル、左インローと蹴り分ける。嶋が前に出たところで中澤がカウンターで右フックを打ち抜くと嶋はぐらり。ここで中澤がパンチの連打をまとめると嶋がダウン。ぎりぎりで立ち上がった嶋だったが、レフェリーが続行不可能と判断し試合を止め、中澤がデビュー戦で1R1分7秒、KO勝ちを収めた。

 中澤は試合後のマイクで「格闘代理戦争から帰ってきました。2年ぶりにリングに上がって、こうやってプロデビュー戦でしっかりKOで勝つことができたので、今後も応援よろしくお願いします」と笑顔を見せた。