鬼山桃太朗、内田晶、黒田勇斗、璃明武が準決勝進出【Krush.128】
黒田勇斗が延長判定で小巻海斗に勝利
準決勝の第3試合では小巻海斗(真樹ジムAICHI)と黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)が対戦。延長にもつれ込む接戦の末、黒田が3-0の判定勝ちを収めた。
小巻は2月のKrushでK-1ジャパングループに初参戦し、ムエタイ三冠王の44・ユウ・ウォーワンチャイにKO勝ち。5月大会では小倉に判定で敗れたが、先制のダウンを奪った末の逆転負け。その激闘で会場を大いに沸かせた。対する黒田は5月に行われた「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」で優勝した黒田斗真の兄。弟に続いての栄冠を狙う。
試合は終始プレッシャーをかけ前に出る小巻を黒田が足を使ってかわしては左インローからパンチにつなげていく。小巻も右ローから左右のフックも、黒田はガード。2Rも小巻のプレッシャーは止まらず。左右のフックからの左ボディー、飛び込んでの左ボディーを的確にヒット。黒田はガードを固め、下がりながら左インロー、パンチで反撃。3Rも小巻は前へ出て、左フック、右ストレートと放っていくが、黒田のガードは固い。黒田はジャブ、ヒザで反撃。ともに決定打を放つことはできず、判定となったが1-1で延長へ。
延長ラウンドも前に出る小巻に対し、黒田も左ミドル、左フック、右ミドルで迎撃。一転して手数を増やした黒田が3-0の判定で勝利を収めた。
試合後のマイクで黒田は「試合の2週間前にずっと可愛がってくれたおばあちゃんが亡くなってしまって。亡くなる前に“絶対勝ってきて”と約束したので、絶対負けられへんと思って試合に挑みました。絶対にチャンピオンになるので、これからも黒田兄弟の応援よろしくお願いします」と明かした。
この日の結果、10月31日に行われるワンデイトーナメントの準決勝は鬼山vs内田、黒田vs璃明武となった。
◆第1試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)(3R1分28秒、KO)大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)○
◆第2試合/Krush女子ミニマム級/3分3R・延長1R
○C-ZUKA(T-GYM)(延長判定2-1=9-10、10-9、10-9 本戦判定1-1=30-28、29-30、29-29)KAI(ファイティスジムMSC)●
◆第3試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●遠藤信玄(Capture the flag)(2R1分33秒、KO)斎藤祐斗(JK TRIBE)○
◆第4試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R
○池田幸司(ReBORN経堂)(判定3-0=30-27、30-27、30-26)峯 大樹(若獅子会館)●
◆エキシビションマッチ/2分2R
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
◆第5試合/第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
○鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)愛瑠斗(健成會)●
◆第6試合/第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
●小倉尚也(スクランブル渋谷)(判定0-3=28-29、27-29、28-29)内田 晶(チーム・タイガーホーク)○
◆第7試合/第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
●小巻海斗(真樹ジムAICHI)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 本戦判定1-1=30-29、28-29、29-29)黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)○
◆第8試合/Krushスーパー・バンタム級ワンマッチ/3分3R・延長1R
●吉岡ビギン(team ALL-WIN)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)○