初防衛に成功したIJ王者・拳剛がクリス・ジェリコ戦を熱望【天龍プロジェクト】

フィニッシュは拳剛のフロッグスプラッシュ(©天龍プロジェクト)

 15分が過ぎ、首の状態を確かめつつ勝負を急いだ拳剛はビッグブーツ、バックドロップ連発からの滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスターで橋本を脳天からマットに突き刺すと、素早くコーナーポストに登り、フロッグスプラッシュ発射。絶妙なタイミングとともに橋本を圧殺して3カウント奪取。勝者も敗者も大の字となりつつ、打ち鳴らされる試合終了ゴングを聞いた。

 拳剛は試合後「オレはクリス・ジェリコ(ライオン・ハート)戦が控えているんで、ここで負けるわけにはいかない。残念なお知らせとしては、ジェリコは今、ヘビー級だそうです。だから(ジュニアヘビー級の)防衛戦はできない。ならばスペシャル・シングルマッチでええです。IJ王者の特権としてアメリカでクリス・ジェリコと試合がしたい。本気です。アメリカじゃなくて日本でもいいです。本気です! 自分はSNSも何もやっていないんで、(ジェリコと)コンタクトの取りようがないんですけど、それはもうマスコミの皆さんが動いて、早急にこの言葉をアメリカに届けてください」と改めて海を越えた野望、クリス・ジェリコ戦を訴えた。