主演舞台『検察側の証人』開幕を前に小瀧望「今はエンタメを届ける必要があると思っています」と決意

レナード(小瀧)の弁護を担当するウィルフリッド(大滝寛=左)と代理人のメイヒュー(梶原善=右)。実力派が脇を固める

妻役の瀬奈じゅん「舞台稽古で初めて“あ、本当にジャニーズの人だったんだな”と思った」

 新型コロナウイルスの感染症の拡大防止による緊急事態宣言が東京都に発令される中での上演とあり、小瀧は「いろいろな意味でぎりぎりの状態でやっている。抗原検査やPCR検査を毎日のようにやって、ここまでたどり着いたという感じ」、瀬奈も「ここまでこれたというのが奇跡だと思う。千秋楽まで奇跡を起こし続けて、スタッフ、出演者一同全員そろってゴールを目指したい。そういう緊張感を持って大切に演じていきたい」、成河は「初日を開けられるだけでも感謝しなければいけないし奇跡ではあるが、同時に“そんなもんじゃないだろう”という欲望も沸いてくるような複雑な面持ちではありますが、一日一日を精いっぱいやっていくだけだと思う」とそろって“奇跡”という言葉を口にし、無事に稽古期間を終え、この日を迎えたことに安堵の様子。

 その稽古場の様子について小瀧は「感染対策でマスクをしたままでの稽古。4~5年前の稽古に比べるとコミュニケーションも限られてくる。でもその中でも感染対策に注意しながらコミュニケーションを取っていた。舞台稽古からはマスクを外したので、そこで改めて“初めまして”というふうになりました。だから今、ようやく顔が見えるようになって、ちょっと明るくなってきたという感じ。顔が全部見えたほうがよりダイレクトに相手のセリフも伝わると思うので、今はストレスフリーでできている」、妻役の瀬奈は「稽古場でもマスクを着けていたし、(小瀧とは)席も隣だったが、私語は慎んで間にビニールもあったので、舞台稽古で初めて“あ、本当にジャニーズの人だったんだな”と思った」などと語った。