−65kg優勝の切詰大貴「夢は医者になることとキックでトップになること」【K-1カレッジ】

−55kg優勝の内田竜斗(左)(撮影・上岸卓史)

−55kg優勝の内田竜斗「兄と一緒に東北魂を見せつけてやりたい」

 −55kgでは内田竜斗(東北文化学園大学4年)が決勝で奥野淳之介(中央大学3年)を3-0の判定で破り優勝した。

 内田は1回戦はシードされ、準決勝から登場。安田健志(関西大学3年)を3-0の判定で破り決勝に進出した。

 決勝では奥野のカーフキック、ミドルキックに対し内田はパンチを合わせていくと、左ミドル、右ローとつなげていく。なおも内田は右ローからパンチのコンビネーション。奥野はプレッシャーをかけて前に出るがなかなか手数が出ない。終盤、内田は左ストレートをクリーンヒットし奥野のアゴを上げさせる。奥野も終了間際に右ストレートをクリーンヒットも時すでに遅し。内田が3-0で勝利を収めた。

 内田は試合後の会見で「大会が決まってからここに来るまで、チャンピオンになって帰るとみんなに言っていたのでホッとしている。(優勝したことを)1年半前に亡くなった母に伝えたい。まだまだ通過点ではあるが“成長しているよ”と伝えたい」などと語った。

 内田は現在、Krushで開催中の「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場中の内田晶の実弟。兄はKrushの8月大会で行われた1回戦で難敵・小倉尚也を破り準決勝に進出している。内田は「今、兄がKrushのトーナメントで頑張っているので、一緒に東北魂を見せつけてやりたい。兄からは“いつも通り、練習通りにやれば大丈夫”と言われた。(目標とする選手は)一番身近な選手としてやっている兄が目標。目標にするだけでなく隣に並んで進んでいきたい」などと兄弟そろってのK-1ジャパングループでの活躍を目標に掲げた。