寺山日葵「勝って笑顔でリングを降りる」小林愛三「今一番やりたいことは目の前の相手を倒すこと」【RISE GIRLS POWER】

セミファイナルで対戦する宮﨑小雪(左)と 伊藤紗弥

セミの宮﨑小雪と伊藤紗弥は静かな舌戦を展開

 セミファイナルでは第2代RISEQUEENアトム級王者の宮﨑小雪(TRY HARD GYM)とムエタイ世界3冠王の伊藤紗弥(尚武会)が対戦する。

 ともに「天才」と称される存在で、伊藤代表も「日本屈指の技術を持つ2人。ハイレベルなテクニック合戦」と期待する対戦だ。

 宮﨑は今年3月に紅絹を破って王座獲得後の初試合。伊藤は昨年2月にRISEに初参戦したが、なれないルールということもあり、Ayakaに自身初のKO負け。今回は捲土重来を期しての参戦となる。
 
 2人は計量でのフェイストゥフェイスからバチバチと火花を散らす。

 会見で伊藤が「前回はみっともない試合をして申し訳ありませんでした。今回はRISEに向けてしっかり調整してきた。今回こそムエタイの強さを見せてやりたいと思っています」と挨拶すると宮﨑は「伊藤選手の公開練習とインタビューを見させていただいたが、その時にRISEで価値が欲しいといっていた。正直、勝ちが欲しいだけならアマチュアでやってろよと思うし、そんなプロ意識とかチャンピオンとしての意識が低い人に負けるわけがない。明日はしっかり勝って、RISEの強さを見せて大会を盛り上げたい」と先制“口撃”。

 伊藤もこの日の印象を問われると「あまりチャンピオンという感じとかそういうオーラはなかった。明日、試合で見せつけてやりたいと思う」静かに反撃。

 テクニック合戦と言われていることについては伊藤は「私はムエタイしかやってこなかったので、空手とかキックボクシングの戦い方というのはあまり分からないんですが、出入りが早くてパンチがうまいというイメージ。そこがテクニックとしてうまいかなと思う」と宮﨑を評価。宮﨑は「ムエタイベースの戦い方で蹴りがうまい選手だと思う。でもパンチでも蹴りでも何が来ても私が一番強いので、問題ないと思っている」と語った。