今度は泣かせる!?『コントと音楽』vol.3「くたばるものかよ」

【腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ!】
株式会社 コットンクラブ・ジャパン 企画制作部・ブッキング担当 鈴木大介さん

 映画監督の飯塚健を演出・脚本に、ライブレストランで豪華キャストが繰り広げる新感覚のエンターテインメントショー『コントと音楽』。この秋、装いも新たにvol.3「くたばるものかよ」を開催する。

「『コントと音楽』は、コントがあって歌もある昭和のバラエティー番組を、現代の舞台でやってみようということでスタートしました。通常のライブ公演とは違い、ステージにバンドがいて芝居場は客席の中。コントから始まってオチのタイミングで演者がステージに上がって歌い、5本のコントと歌を交互に見せながら壮大なエンディングを迎えます」

 舞台をモーション・ブルー・ヨコハマからコットンクラブに移して何が変わった?

「ライブレストランの舞台装置をそのまま生かすコンセプトに立ち返り、普通に見に来たら隣で何か始まるのでお客さんはびっくりするという(笑)。

 また今回、こういう世の中の状況下でやる意味合いをきちんと伝える公演にしたいということは飯塚監督と話していて、その思いが『くたばるものかよ』というタイトルになっています。コロナ禍のせいだけではなく、SNSが炎上したりそこで人を傷つけたりといったことが日々起こっているし、今の時代はシャレにならない異常なことが多すぎると感じています。

 それも踏まえてコントというスタイルは残しつつ、もう少しメッセージ性の強い作品になる予定です。各場に関連性があってひとつの物語としても楽しめ、最後に思いっ切り泣いてもらおうと考えています。雰囲気はガラッと変わりますが、今、舞台をやるならそこまでのものを見せないといけない。このタイミングで舞台を見に来てくれるお客さんに『来て良かったな』と思って、その瞬間だけでも今のモヤモヤした時代の空気を忘れてもらえれば、作り手も演者もやる甲斐があるのかなと思います。2021年10月に舞台をやるのは、お客さんにとっても演者にとっても勇気が必要で、その意味合いを今回は大事にしたいということです」

1 2 3>>>
“認知症のある人の世界”を旅するガイドブック『認知症世界の歩き方』
カラテカ入江が“おうち掃除”の極意を伝授!『業者の㊙︎家そうじ』
一言で言うと「大人の会話劇」城山羊の会『ワクチンの夜』
コケ愛好家・藤井久子さんに 聞く「コケめぐり」の魅力
福岡で実際に起きた事故をモチーフとした最新作 劇団桟敷童子『飛ぶ太陽』
【オススメDVD 5選】画面にくぎ付け! 見始めたら止まらない! 秋の夜長に中毒性満点エンタメ