大仁田厚「AEWよ、メイド・イン・ジャパンの本当の電流爆破を見せてやる!」米国殴り込みで対抗心
その後、今年3月7日(同)、AEWがフロリダ州でケニー・オメガvsジョン・モクスリーによるAEW世界選手権を有刺鉄線電流爆破デスマッチで実施したが、大仁田が日本で行っている電流爆破と比べると迫力に欠けた。それを受けて、大仁田のSNSには米国のみならず、海外のファンから「オーニタのホンモノの電流爆破が見たい」とのメッセージが殺到。
その要望に後押しされる形で、大仁田は爆破に特化した新団体FMW-Eを7月4日に鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で旗揚げ。試合をインターネット配信したところ、視聴者の6割が北米のファンで、今度は「ライブでオーニタの電流爆破を見たい」とのリクエストが多数寄せられていた。
そこで、大仁田側がH2Oと交渉した結果、米国での電流爆破デスマッチの実現が決まった。対戦相手のトレモントは9歳のときに、映像で見た大仁田にあこがれてプロレスラーとなり、ハードコアファイターとして活躍。昨年10月に引退していたが、この一戦のために引き寄せられるかのように復帰する。トレモントにとっては大会名通り、まさに“運命”の一戦といえる。大仁田陣営は4年前の轍を踏まぬため、今回は万全を期して専任の電流爆破の技術者を米国に帯同させる。まさしく“本家本元”の電流爆破が初めて米国に輸出されることになる。
大仁田は「AEWのとき、俺は応援メッセージは送ったが、AEWが独自に電流爆破の用意をして、俺は全くかかわっていないんだ。だけど、結果的にしょぼい爆破でファンがガッカリしたことに、俺も残念で責任を感じてしまっていた。でも、AEWのしょっぱい爆破のおかげで、全米のファンが俺を再評価してくれた。こうなったら、今度こそはオリジナルの電流爆破で全米のプロレスファンを驚かせてやるよ。“AEWよ、これがメイド・イン・ジャパンの本当の電流爆破じゃ!”ってものを見せてやるよ」と意気込んだ。