RIZIN初の女子キックでぱんちゃん璃奈が百花に判定勝ちも「倒せなかったことが悔しい。RENA選手のような存在に自分がならなければ」【RIZIN.30】

試合後のマイクでも悔しさをにじませるぱんちゃん

 ぱんちゃんは試合後の会見で「倒せなかったことが悔しい。自分の実力を出せば倒せる自信があった。力を出せないということが実力がないということ。もっと力まずに戦えるようにしたいと思った」と判定決着に悔しさをにじませた。

 試合については「力んでいるのは自分でもすごく分かった。コンビネーションがつなげられなかった。単発になっていた部分があった。もっと前に出てくると想定していたが、向こうも蹴りから入ってきたので、意外と長い距離になった。自分が距離を調整できなかったかなと思う」などと振り返った。

 百花については「急きょオファーを受けてくださってありがたい。40戦のキャリアがあって、いろいろなチャンピオンと対戦しているので、比較材料にしてもらえるかなと思っていたので、その40戦の中で私が圧倒して勝ちたかったというのがあります」と語った。

 今回の試合はRIZINで初の女子キックの試合ということでも試合内容なども問われる試合となったのだが「女子キックを広めるには華も知名度も実力も全部が必要と思っている。なので、もっと強さが必要と自分では思っている。そこがクリアできていないかなと自分では思っている」と語った。そして「勝てたことが次につながるので勝ったことにはホッとしているが、RIZINの舞台だからこそ違うと思う。周りの女子選手とか、勝って喜んでいる姿を見て“何か違うな”と思っている。勝って喜ぶのは分かるが、それだけでは広まらないと思っている。女子キックでもRENA選手のように倒せる選手が出てくるとがらりと変わると思う。そういう存在に自分がならなきゃというプレッシャーはありました」とも語った。

<<< 1 2 3