「こじらせ」がプロレス界と世界を変える? 佐藤光留と矢野啓太が初タッグでIJタッグ王座を獲得【天龍プロジェクト】

王座奪取に抱き合って喜ぶ佐藤と矢野(©天龍プロジェクト)

矢野が「この世の中、世界全体を佐藤光留、矢野啓太組が変える」

 試合後の会見で佐藤は「全部の攻撃がこじらせたね。向こうは向こうでな。書いてあんだろう“認定証”って。認定されたんだよ。パンクラスにもバトラーツにも認められなかった佐藤光留と矢野啓太が、天龍プロジェクトで認められた証だ。クソ…こじらせてみるんもんだな」と自虐をまじえつつの王座奪取の弁。これに矢野が「この世の中、世界全体をIJ、第20代IJタッグチャンピオンの佐藤光留、矢野啓太組が変える」と呼応すると佐藤も「何言ってんだと思ってんだろ? プロレスで何が変わるんだと思ってんだろ? 思ってるでしょみんな? 大丈夫よ。昔から言うじゃん、プロレスは世間を映す(合わせ)鏡だって。プロレスが変われば世間は変わるんだよ。パンクラスが変えたじゃんか、バトラーツが変えたじゃねえか? じゃあ、パンクラスに認められなかった佐藤光留と、バトラーツに認められなかった矢野啓太が変えてやるさ」と語った。

 また佐藤は全試合終了後にはIJシングル王者の拳剛にも挑戦表明。タッグ選手権同様に「前哨戦なしの一発勝負」の王座挑戦を突きつけており、こちらの成り行きも気になるところとなっている。