前田敦子「新たな才能とご一緒したい」今後も新人監督とのタッグに意欲

　前田の主演作『睡眠倶楽部のすすめ』は、公募により選出された加藤拓人監督の商業デビュー作。

　加藤監督は「商業デビュー作で前田さんのような女優さんとご一緒できるなんてそうそうないこと」と感激。一方の前田も「すごい細かいところまで目が行き届いていて、多くの作品で助監督をされていたとのことで、敏腕助監督さんだったんだろうなと思いました（笑）」とたたえ合った。

　プロジェクトを率いる3監督のうちの1人、三島有紀子監督も「本当に前田さんが演じてくれてよかったですよね。こんなに監督のやりたいことを体現してくれる女優さんがいるのかと思った」と絶賛。前田も、プロジェクトの中の三島監督作に「すごい引き込まれました。あの終わりが気になるんです、あれは何を意味しているんですか」と熱心に質問し、大の映画好きぶりを発揮。

　さらに前田が「また加藤監督のように新しい才能を持つ新人監督さんとご一緒できたら。また出たいです」と、プロジェクトの継続に期待を寄せると、三島監督も「私も作りたい映画が何本もあるんです。そのうちの1本が、絶望的な出来事を女の子たちが歌ったり踊ったりしながら乗り越えていくという話。主役のイメージはもうあるんですけど…また改めてお願いしに行きます（笑）」と前田を見つめて意味深な笑顔。

　最後に前田は「映画はこうやって映画館で見てもらえることが一番の喜び。『DIVOC-12』が新たな才能の登竜門のような存在になっていったらうれしいです」と期待を膨らませていた。

　この日の登壇者は、前田敦子、三島有紀子監督、山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督。

『DIVOC-12』は公開中。