豊島区がすべての区立小中学校参加でSDGsプロジェクト。「子どもたちと未来描く」
立教大学名誉教授で豊島区教育委員会 学校SDGs推進アドバイザーの阿部治氏(撮影:蔦野裕)
立教大学名誉教授で豊島区教育委員会 学校SDGs推進アドバイザーの阿部治氏は「23区の中で、全小中学校参加でSDGsの取り組みを行うのは豊島区が初めてかと思う。豊島区の本気度は、チャンス。地域内外の多様なステークホルダーと進めていくことが大事で、この取り組みによって、子どもたちの自己肯定感を育み、元気づけるきっかけになれば」と期待を寄せた。
豊島区は、内閣府から「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」にダブル認定されている都内唯一の区でもある。高野之夫区長は「2014年に“消滅可能性都市”として指摘されたが、このピンチをチャンスに変えて、まちの大改革を始めた。国際アート・カルチャー都市として、ハード面だけではなく、ソフト面においてもさまざまな取り組みを進めた結果、“オールとしま”として高い評価をいただいた。これからSDGsと文化をテーマに、“誰ひとり取り残さない”未来を子どもたちと描いていきたい」と、意気込みを語った。