国産ジビエを盛り上げて地域を元気に「全国ジビエフェア」が11月1日から開催

ジビエ料理 あまからくまから(日本橋人形町)「みかん猪のぼたん鍋」(4180円)

 

 農作物への鳥獣被害対策などのため鳥獣捕獲が増加する中、農林水産省では、捕獲された鳥獣を地域資源として活用する取り組みを推進。その一環として毎年秋に開催されている「全国ジビエフェア」が今年は11月1日から来年2月28日まで開催される。フェア期間中は、全国1123店舗(10月27日時点)の参加店にて、シカやイノシシといった国産の野生鳥獣肉(以下、ジビエ)を使ったジビエ料理を提供する。

 10月27日に行われた「令和3年度 全国ジビエフェア」記者会見では、国産ジビエの魅力や、ジビエ推進による地域活性への期待が紹介された。農林水産省 農村振興局鳥獣対策・農林環境課 鳥獣対策室長・仙波徹氏は「イノシシやシカといった鳥獣と共存できるようにしていくためにも個体数を管理していく必要があり、一方で、捕獲した命を無駄にせずおいしく頂く、地域の人だけでなく地域外の人にも楽しんでいただければ」と、鳥獣被害対策が地域活性につながる可能性に期待を寄せた。

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