「期待を圧倒的に越える勝ち方をする」井上尚弥の2年1カ月ぶりとなる国内世界戦はひかりTV&ABEMA限定でPPV生配信
元K-1王者・武居由樹がセミファイナルに登場
同時に配信の環境や技術面についても注目されている。10月にU-NEXTで独占配信された「RIZIN LANDMARK vol.1」は、開始時間直前からアクセス集中によりサーバーがダウンするという配信トラブルが起きた。この件を例に聞かれた永田社長は「ひかりTV」が日向坂46をはじめとするライブ配信の経験値があることと、クラウド環境を整えることで万が一の対応ができるよう整備していることを説明、加えてこれまで200、300というPPV配信の経験をもつ「ABEMA」についても藤井局長は「同時接続数で100万人までアクセスできるようにしている」とし、井上尚弥というキラーコンテンツの初めての配信に向けて、対策は万全であるとした。
また、今回、興行名の”SPIRITS”についても自らが命名した井上だが、会場中を真っ白に染めるという“ホワイト・パーティー”というコンセプトのもと、現地の観客には白のドレスコードがあるという演出面も一緒に考えたという。「白に染めるというアイデアを受けて確認させてもらい、統一できたらカッコいいな、と思った。その統一感のなかで、2年ぶりの日本の試合を応援してもらえたらと思います。コスチュームを赤にする予定なので、(真っ白な)花道を、赤い姿で通るのが楽しみ」と、2年ぶりの凱旋興行は日の丸で特別感を出すことを示唆。全体の演出方針については、イーストファクトリー佐久間社長がイメージをプレゼン。「井上=”日本が世界に誇る国宝級ボクサー”をテーマに、これまでのボクシング興行にはなかった演出をめざす」といい、4Dリプレイシステムを導入するなどPPVで初めて視聴する層にも響く映像展開を考えているという。
会見では大橋会長から井上の試合を含む全試合が紹介された。同大会のセミでは、元K-1 WORLD GP スーパーバンタム級王者・武居由樹の試合が決定しており、大橋会長は「(武居は)ボクシング転向3戦目で、相手は辰吉丈一郎の息子(次男・寿以輝)とも引き分けたことのある選手。この試合内容で武居がどこまでボクシングで通用するかがある程度わかる大きな試合になる」と語った。
◆メインイベント WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ
井上尚弥(大橋/現WBA世界バンタム級王者現IBF世界バンタム級王者)vs アラン・ディパエン(タイ/IBF世界バンタム級6位)
◆アンダーカード:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
ウィルフレッド・メンデス(プエルトリコ) vs 谷口将隆(ワタナベ)17戦14勝9KO3敗
◆8R 55キロ契約
武居由樹(大橋)vs 今村和寛(本田F)
◆8R 58.5キロ契約
松本圭佑(大橋)vs 荒木貴裕(JB)
◆8R スーパーバンタム級
石井渡士也(REBOOT)vs 藤岡拓弥(VADY)
◆4R フライ級
梶谷有樹(八王子中屋)vs 永里翔(レパード玉熊)
◆4R Sフェザー級
テール上滝(上滝)vs 高井開輝(T&T)