海の恵みが大集合！日比谷公園で2年ぶり「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル」開催

　入場口から左手に進むと「西伊豆町はんばた市場」には、干物を丸ごとすりおろしてスープに溶かし込んだ「超濃縮！エボダイひもの丸ごとラーメン」が。干物の旨みたっぷりのどろりと濃厚なスープに岩のりと青ねぎがトッピングされ、麺は熱々のスープでも伸びにくい細めの丸麺。麺をすするたびにエボダイの塩味と深い旨み、岩のりの磯の香り、小麦の香りが一体となって胃に流れ込む。西伊豆の海の恵みが詰まった「食べるスープ」といった感じで、最後の一滴まで残らず飲みほしてしまった。

　入場口のちょうど反対側には、同時開催の「発見！ふくしまお魚まつり」ブースが並ぶ。「かに船」ではデリバリー＆テイクアウトでも大人気だった「福島牛のウニ、カニ、イクラまみれ丼」をチョイス。美しいサシの入ったブランド牛「福島牛」のローストビーフにウニ、カニ、イクラをトッピング。福島牛の脂の甘みと赤身の旨み、魚介の旨み、ご飯の旨みまで合わさった最強コラボレーション丼である。調理時間の関係で並ぶ覚悟が必要だが、待ってでも食べたいおいしさだ。

　ひもの丸ごとラーメンの隣の「木村功商店」では、栄養豊かな能登の里山海岸で育まれた旬の「能登カキ」を炭火で焼いた「焼き牡蠣」をチョイス。殻がゴツゴツした能登カキを網に並べて豪快に焼き上げ、焼きたてのカキをその場でナイフで開けてくれる。味付けはカキが持つ自然な塩味だけで、ぷりぷりの歯ごたえとジューシーでクリーミーな旨み、殻に残ったカキのだしはまさに能登の海の味。焼き時間がかかるのでこちらも行列必至。