12・5「D王」決勝は竹下幸之介vs上野勇希の同級生対決【DDT】

決勝での対戦が決まった竹下(左)と上野

 ここで優勝決定戦を争うことになったサウナカミーナの同志でもある竹下がリングインして対峙。上野は「高校2年の頃から、この選手を見てDDTを好きになって、やっと結果を残して目の前に立てました。プロレスを5年やって、俺も強くなったよ。頑張って這いつくばってでも竹ちゃんに勝って優勝するよ」と意気込んだ。竹下は「強くなったな。こうして後楽園のメインイベントで戦えること、対角に立てることをうれしく思う。でも俺は誰よりも何よりも勇希の高い壁でい続けないといけないから、決勝は負けられへん。本気で俺を超えにこい!」と受けて立つ姿勢を示した。

 3年ぶり2度目の優勝を狙う竹下は「本当は全勝でいきたかったんだけど、黒星を一つもつけずにここまでこれたんで、DDTのチャンピオンとして、しっかり強さを見せられたんじゃないかと。サプライズローズは危険技なんで、封印してたところがあるんですけど、樋口の耐久力を打ち崩すには封印も解いていかなきゃいけないと思うんで。今がキャリア10年のなかで一番強いと思うけど、そのキャリアのなかに引き出しはあって、それを一つ出しました」と樋口戦を振り返った。そして「上野も努力でここまで奇跡を起こして来てると思うんで。僕がDDTでキャリアを積んできて、僕のほうが絶対大きなものを背負ってると思うから決勝ではその差が出るんじゃないかと思います。何度かシングルもやったけど、本当の意味で並んで後楽園のメインに立てるのは感慨深い。優勝したいと思います」と自信を見せた。