「WEAVE JAPAN2025」でエンターテインメントという視点を切り口にディスカッション「眠れる文化を、どう熱狂に変える?」。ニコニコ超会議誕生の裏側も
ニコニコ動画、ニコニコ生放送などを立ち上げた横澤氏は「僕らは“好きなものを好き”って言えることを応援してあげようということが、まずはこの眠れる文化を支えてあげることだなと思った。一方で彼らにどう自信を与えていくかということが重要で、彼らが自分の好きなことを好きと言える場の安心感だったり、安全という精神面でのサポートと、そこに自分たちがこのコンテンツを出してもいいんだという自信を与えることが、熱狂を作るベースだと思った。そこからそういった安心感、安全感、自信を持たせるということを運営としてサポートしていくことによって、彼らは自信を持って自分の好きなことを思いっきり好きと言える環境ができたときに、そこに一つ一つの渦ができた。そうしたら彼らはどうしたか。オンラインで自分たちの好きな人たちがこんなに日本中、世界中にいるんだって分かったときに、彼らはオフ会を開いた。そして自分たちのコンテンツを歌ったりとか踊ったりとか、みんなでコラボして動画を上げたりというのが一つ一つ熱狂に変わっていった。その時に僕らがサポートしたのは、僕らはもうネットの企業、ネットのプラットフォーマーなので、そういったオフ会とかリアルなものは関係ないと思うのではなくて、そういったリアルなプラットフォームとしてイベントを作ってあげようと。 なので、オフ会の集合体というものを作ってあげれば、彼らが輝くんじゃないかと思って作ったのがニコニコ超会議。あれはイベントというよりはオフ会の集合体。そういうことをサポートしていきながら、一つ一つの熱狂を作っていった」などとニコニコ超会議が立ち上がった背景を明かした。

