【明日は何を観る?】『三度目の殺人』に『ダンケルク』、今週公開のオススメ映画5選!
週末は映画の1本でも観たいもの。ひとりで観るにしろ、誰かと観るにしろ、できることなら最新作や話題作は押さえておきたい! というわけで今週公開される「オススメ映画」を5本紹介。
あなたはこの週末、どれを観る?
①豪華タッグにベネチア国際映画祭でも大絶賛!『三度目の殺人』
『そして父になる』から4年。是枝裕和監督が、自身初となるサスペンスに挑戦! 前作でタッグを組んだ福山雅治を主演に迎え、是枝組へは今回が初参加となる名優・役所広司、さらに『海街diary』に続き是枝組2度目の出演となる広瀬すずという、豪華キャストによる競演が実現。
福山が演じるのは、裁判で勝つためには真実は二の次と割り切る弁護士・重盛。依頼人の謎めいた言動に翻弄されるうち、クールで自信に満ちた男が、真実を追い求めるあまり少しずつ崩壊していく姿を、リアルに演じ切った。重盛と対峙するのは役所演じる容疑者・三隅。最初から罪を認めたかと思いきや、真実を二転三転させていく得体の知れない不気味な男を、迫真の演技で体現する。
2人のぶつかり合いに加え、被害者の娘・咲江を演じる広瀬のまなざしが、心に焼き付けられるような名場面を生み出している。さらに、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功ら実力派俳優たちも揃う。
今回、監督は長年描き続けてきた“家族”というテーマを離れ、真実を求めて深い闇に分け入っていく弁護士の姿を通して、真実とは何か、そして裁判とは何を裁くのかを問いかけていく。いくつもの疑問をはらんだまま始まる裁判。果たして闇の先に真実の光は見えるのか。
監督:是枝裕和 出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず他/2時間4分/東宝、ギャガ配給/9月9日公開 http://gaga.ne.jp/sandome/
②『おクジラさま ふたつの正義の物語』
日本でも異例のヒットを記録した『ハーブ&ドロシー』を手掛けたNY在住女性監督が6年の制作期間をかけて「捕鯨論争」に新たな光を当てるドキュメンタリー。従来の対立論だけでなく賛否に縛られない多種多様な意見にも着目していく。
③『散歩する侵略者』
加瀬鳴海のもとに行方不明になっていた夫・真治が帰ってきた。鳴海は人が変わったように優しい真治に違和感を覚える。一方一家惨殺事件を追うジャーナリスト桜井は自らを宇宙人と名乗る青年と出会う。彼らの周囲で静かに異変が始まっていく…。
④『ダンケルク』
第二次世界大戦時、フランス北端ダンケルクに英仏連合軍40万人の兵士が追い詰められた。陸と空から敵に狙われ、背後は海という逃げ場のない状況で生き抜こうとする若き兵士たち。一方、イギリスでは対岸の仲間を助けようと人々が立ち上がり始めていた。
⑤『ナインイレヴン 運命を分けた日』
2001年9月11日、ニューヨーク。ワールドトレードセンターのエレベーターに偶然居合わせた、実業家のジェフリーと離婚調停中の妻イヴたち5人。そのとき突如ビルを衝撃が襲い、彼らは38階あたりで閉じ込められてしまう。