大岩vs泰央、桝本vs裕貴発表。朝久兄弟がそろい踏み【11・5 Krush.82】

大岩(左)と朝久泰央

大岩は階級を上げ「K-1出場を目指す」
「Krush.82」(11月5日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが9月29日、発表された。

 -60kgで大岩龍矢と朝久泰央が対戦する。大岩は-58kgから階級を上げての参戦。-58kgでは王者・小澤海斗へ挑戦し、敗れたものの延長にもつれ込む接戦に持ち込むなど確かな実力を見せつけた。その後3連勝で、前戦でも古谷野一樹に1RTKO勝ちと好調を保っており、-60kg戦線をにぎわす存在となりそう。

 対する朝久泰央は今年行われた-60kg王座決定トーナメントで準決勝進出を果たすなど、トップ戦線で戦う選手。今後の-60kg戦線を占うカードとなりそうだ。

 朝久泰央は「大岩選手とはガンガン戦う。大岩選手は2年くらい前に兄貴(裕貴)と戦っているので、どんな選手か聞いてみたら『とても強い選手だった』ということだったので、良い試合ができることを楽しみにしています」と話した。一方の大岩は「朝久選手がガンガン戦うと言ってくれたので、今日から楽しみ。バチバチに戦いましょう。僕は目指しているK-1に出場したいので、-60kgでの次の試合にしっかり勝って、K-1出場にたどり着きたい」と話した。

桝本(左)は毎日練習の前後に2本ずつ食べるというバナナを持参。2ショット撮影ではなぜか朝久裕貴もバナナを持たされパチリ

3度目の対戦。三度目の正直か、二度あることは三度あるか
 -58kgでは桝本翔也と朝久裕貴が対戦する。

 朝久裕貴は先に会見した泰央の兄。現在、中国・武林風で活躍中で1年8カ月ぶりのKrush参戦となる。

 両者は過去2度対戦しており、1度目はKO、2度目は判定で、いずれも桝本が勝利している。

 朝久は「日本で試合をするのは去年のK-1から1年ぶりで、Krushで試合をするのは、1年8カ月ぶり。国内で久しぶりに試合ができてうれしく思います。過去2度はポカをして負けてしまったので、今回は三度目の正直を見せてやろうと思います」と話す。

 過去2回の対戦はいずれも前半、朝久が有利に進めながらも後半、桝本が逆転勝ちという展開ということもあって桝本も「朝久選手とやるのは3回目で『またか』と思ったんですけど、今度はとどめを刺して勝ちたい。1度目はなめていた部分もあるんですけど、2度と戦いたくないなと思いました」と油断はない様子。

 この2試合は大岩と桝本がSAGAMI-ONO KREST所属で朝久兄弟は朝久道場所属と、図らずも対抗戦の図式となっている。

 またこの日は-63kgの「稲石竜弥vs石田勝希」、ヘビー級の「杉本仁vs OD・KEN」の2試合も合わせて発表された。