パルコ・プロデュース『欲望という名の電車』
『欲望という名の電車』が久しぶりに舞台化される。主演のブランチは、かつて文学座で杉村春子が十八番として長く演じ、最近では大竹しのぶ、樋口可南子といった個性的な女優をはじめ、女形としては篠井英介が演じて話題を集めた。今回は今や日本の演劇界を代表する女優、秋山菜津子が満を持してこの役に挑む。
そして演出は大人計画の松尾スズキ。現在「台本は一切変えずに、ト書きに忠実に」稽古は進んでいるという。この名作中の名作をどのような作品に仕上げてくれるのか? 全く予想がつかない。
地主階級から落ちぶれ結婚した妹の家に居候することとなったブランチをめぐりさまざまな問題が巻き起こる。
女性としての生き方、貧富の問題など、当時の社会問題を通じて、さまざまな対比の構図が含まれる問題作でもある。
【日時】4月12日(火)〜5月1日(日)(開演は月〜土19時、日14時。木土は14時の回あり。水曜休演。※19日(火)と29日(金・祝)は14時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売予定) 【会場】パルコ劇場(渋谷) 【料金】全席指定7700円 【問い合わせ】パルコ劇場(TEL:03-3477-5858 〔HP〕http://www.parco-play.com/) 【作】テネシー・ウィリアムズ 【訳】小田島恒志 【演出】松尾スズキ 【出演】秋山菜津子、池内博之、鈴木砂羽、オクイシュージ、猫背 椿、村杉蝉之介、顔田顔彦、河井克夫、小林麻子、桔川友嘉、井上 尚