V6井ノ原「『芝浦ブラウザー』で笑ってほしい」

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写真は左から、作・演出の上田誠、音尾琢真、芦名星

 東京グローブ座で、主演舞台『芝浦ブラウザー』を上演中のV6・井ノ原快彦が4日、囲み取材に応じた。すでに上演3日目となり、井ノ原は「とても評判がいい」とホクホク顔。演劇関係者からもポジティブな評価を得ているそうで、「演劇が好きな人も、そうじゃない人にもおすすめな新しい舞台です」と胸を張った。
 井ノ原演じる不動産会社の営業マンが自ら開発した営業ツール「ブラウジング・システム」を使って、その隙間に暮らす人々の生活を見ながら展開する舞台。ストーリーに加えて、「自分の部屋は自分で作る」というルールの下で作られたそれぞれの部屋も見どころ。2月に行われた製作発表で、間取りフェチであることを公言した井ノ原だけに、「(作・演出の)上田さんににも役作りよりも部屋づくりを頑張れといわれました」と、いつも以上に力が入った様子だった。
「演じていてもリアルに笑ってしまう」ほど笑いがふんだんな舞台。震災の影響で「芝居をやっている場合かなと思ったこともあった」が、「僕らができることををする」と芝居を作り上げたという。井ノ原は、「僕らは芝居しかできない。今こそ笑おう、と思いました。お客さんにも、大爆笑してもらって、おなかが空いたらたくさん食べて、寝て、明日頑張っていこうって思っていただけたらと思います」
 19日まで同所で。劇場には募金箱を設置し、支援への協力を募る。