「望郷 – TOKIORE(I)MIX」山口晃展

メゾンエルメス 開催中〜5月13日(日)

 クラシカルな日本美術の様相を用いて、現代の日常をイマジネーション交えて描く現代美術家・山口晃の展覧会。

 山口は1969年生まれ。東京藝術大学にて油画を専攻、同大学院修了後、日本美術史と大和絵の深い造詣と、精緻な技術をもとに、独特の想像力とユーモアを持って日常と空想が混ざり合うような作風を確立してきた。2001年には、第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞を受賞、近年では書籍や新聞挿絵、パブリックアートなど、活躍の幅を広げている。

 本展では、山口晃の代表的スタイルとなっている、洛中洛外図に着想を得た俯瞰図だけでなく、電柱のシリーズやノスタルジックな仕掛け小屋なども登場。見なれている光景が見知らぬ時代と重なり合う、奇妙な懐かしさと距離感。その面白さを味わえるのは、この作家ならでは。

【時間】11〜20時(日曜は19時まで・最終入場は閉場30分前まで) 【休】会期中無休 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3569-3300 【交通】地下鉄 銀座駅 B7出口 メゾンエルメス8階フォーラム 【URL】http://www.art-it.asia/u/maisonhermes/2aMXQdZlgfwYi1GcBRxn/