すみだ水族館 in 東京スカイツリータウンは「育み、返す」
5月22日に東京スカイツリータウンにオープンするすみだ水族館について、オリックス不動産株式会社と東武鉄道株式会社が19日、都内で記者説明会を開き、施設や展示の概要について説明した。“いのちのゆりかご~水 そのはぐくみ~”をテーマに、大小64の水槽を配置し、400種1万点の展示で準備を進めていることを明らかにした。
すみだ水族館は、東京スカイツリーのふもとの東京スカイツリータウンのソラマチ、5階と6階にオープン。展示は7つのパートに分けて行われ、水を取り巻く自然の景色を水槽に凝縮する「水のきらめき~自然水景~」、クラゲに焦点を当てた「ゆりかごの連なり Part1 水の記憶~クラゲ~」、小さな生き物たちを展示する「ゆりかごの連なり Part2 小さな仲間たち~アクアギャラリ~」、美しいサンゴ礁とそこに集まるいきものたちを展示する「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」、東京湾と伊豆諸島から小笠原諸島までの島々の総称・東京初頭に住むいきもとたちの姿を展示する「つながるいのち~東京湾・東京諸島~」、東京諸島の海を再現する「いのちのゆりかご・水の恵み~東京大水槽~」、国内最大級の屋内開放プール型水槽による展示「水といのちの戯れ~ペンギン・オットセイ~」で構成される。
独自の視点で展示が構成されているなかで、おもしろいのは「育み、返す」試み。沖縄のサンゴの苗を育てて沖縄に返す、小笠原の海で生まれた小さなウミガメを育て小笠原の海に返す計画をしている。
また、水族館のスタッフをコミュニケーターと位置付け、来館者と積極的にコミュニケーションを図っていくほか、バックヤードツアーを企画するなど、より距離が近い水族館を目指す。
水族館内だけでなく、近くの隅田川へ出かけるなどイベントや体験プログラムも充実させていくという。
5月22日にオープン。詳細は、ウェブサイト(http://www.sumida-aquarium.com/)で。