北島 水泳100平5位 200平4位も「悔いはない」

 ロンドン五輪第6日(1日)、競泳の男子200メートル平泳ぎの決勝が行われ、競泳の男子個人種目で史上初の3連覇を狙っていた北島康介は2分08秒35で4位に終わった。立石諒が2分08秒29の3位で銅メダルを獲得した。

 北島は29日に行われた100メートル平泳ぎでも59秒79で5位。いつものように水をとらえることができず、泳ぎがかみ合わないまま、周りのハイペースについていけなかった。北島も自身としては速い27秒78でターンしたが、それでも5番手。持ち味であるはずの後半の伸びにも欠けた。4月の日本選手権でマークした58秒90を上回っていれば、少なくとも銀メダルは獲得できていたが、結果は0秒89も遅い59秒79。日本選手権後にも拠点の米国・南カリフォルニア大に戻り、ハードな練習を積んだことが裏目に出て、五輪にピークを合わせきれなかったのかもしれない。

 結局1日の200メートルの決勝までに立て直すことはできなかった。北島は「メダルを取れなかったのは悔しいけど、諒がメダルを取ってくれたので悔いはないです。3連覇というよりこの4年間は自分への挑戦だった。ここまでサポートしてくれたすべての人に感謝したい」と語った。